AURA〜魔竜院光牙最後の闘い〜
ネタバレがあります。ご注意ください。
- 作者: 田中ロミオ,mebae
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/07/19
- メディア: 文庫
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何か色々イベントを詰め込み過ぎた感がある。特に中盤。そして、一気に加速する終盤。急ぎすぎた感がある。安易に終わらせた感がある。末路閃稿、を本当に発動させたのかはともかく、何かしっくりこない部分があった。けれど、流行の学園ラブコメを目指してみる、が、仮タイトルであったことを考えると、最近のラブコメなんてこんなようなものなのだろう、と、作品を通して言っているような気がしてしまう。まあ、最近のではないラブコメがどのようなものかが分からないため、私には判断しようがないのだけれど。
まあ、とか何とか言って、結局は、………面白い………、わけなのだけれど。まさか、睡眠時間を削ってまで読破することになろうとは…この圧倒的なまでの筆力は、さすがとしか言いようがない、半端ではない。実際、タイトルが、流行の学園ラブコメを目指してみる、になっていたら、色々問題だったかもしれない。ここまで面白い学園物なんて、そうはないのだから。同レーベルの過激な学園物とか…そういえば、どこぞのチェーンソーな物語とか、日本ひきこもり協会な物語を思い出した。
スクールカースト。私が現役学生の時、こんなのあったっけかなあ。まあ、グループには分かれていたけれど、そこに垣根なんてなかったような気がする。いじめもなかった、とまでは言わないけれど、いじめをしている奴=くだらない奴、と言う公式が暗黙の了解として存在していたため、いじめをしている奴は相手にされなくなっていった。グループ単位でのいじめもなかった。というか、遊びたい年頃であったため、そんなことに時間を使うくらいなら、他の事に使うわ、みたいな感じだった。ただ、女の子は違ったみたいだけれど。話を聞く限りでは、マジかよ…と、思うものもあった。もう、うろ覚えだけれど。ただ、表面化していないので、対処のしようもなかったけれど。ということは、男の中にもあったのかもしれない。うーん、野球に集中していた時期なので、幾分視野が狭くなっていたのだろう。わからないや。というか、話がとてもずれた…
淡いブルーの布地を寸刻かすめて
あ、引用部分間違えた…
なんだよ。なんだよ。みんな結構イタかったんじゃないか
誰にでも、大なり小なり、そういう部分はある。ただ、それを他人に押し付けてはいけないというだけの話。そういえば、どりせん、って、ドリーム戦士の略だよな…