きみとぼくが壊した世界

ネタバレがあります。ご注意ください。

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)


連続鍵括弧。あれ新しいな。とか思っていたら、むしろ古かったのか…新参者ですみません。まあ、それは置いておこう。とりあえず5年前を多用しまくるなあ。新参者の私にとっては3年前なのに…まあ、それも置いておこう。さてと、なんだか西尾維新も保守的になってきたなあ。なんて、上から目線なことを言ってみる。いや、むしろ、保守的ではないのかもしれない。なにやら色々な部分で、読者に喧嘩を売っているかのような部分が見受けられた。まあ、媚を売られるよりかはましなのかもしれないけれど。まあ、媚を売っていると思えるような部分もあるのわけなのだけれど。

この作品の一番の欠点は、目次が記されていること。人によって気付く部分は異なると思うけれど、遅かれ早かれ、ある部分以降、この作品の構造に気が付くことになる。で、なのだけれど、目次があると、どこまでがそれなのかが分かってしまい、緊張感がなくなってしまう。まあ、それを分かっていてやっているのかもしれないけれど。目次を逆手に取り裏を突いてくるのだろうか、なんて身構えてみたりしたけれど、そのまま何事もなく終わった。このような構成にしたのだから、もう少し無茶をしても良かった気もする。結局何を書きたかったのだろう。

きみとぼくが壊した世界

この作品の構成自体が、今回の作品名を表しているわけか。まあ、誰が、きみ、で、誰が、ぼく、なのかまでは、分からなかったけれど。まあ、作者と読者、が妥当な部分なのかな。