〈本の姫〉は謳う3
ネタバレがあります。ご注意ください。
- 作者: 多崎礼,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/06
- メディア: 新書
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1巻の退屈さが嘘のようだ。けれど、セラが…うーん、セラの口調に慣れないなあ。というか、まだ違和感が拭えない。しかも、何か暴走気味…まあ、いいか。仕方ない。ところで、何か細かいところで裏をつかれるなあ…なるほど、そういう考え方もあるのか。と、思えるほどだ。
文字の意志とは私の意志なのではないか、と
うーん、どうなのだろう。どちらかというと、逆なような気がする。誰かの意志が文字の意志であり、それが姫に流れ込んでいるような気がする。まあ、その誰かは分からないのだけれど…
私はね、それは君ではないかと思っているのだよ。
もし、アザゼルの胸の中に刻印があるのだとするならば、それは希望だろうか、絶望だろうか。その両方だろうか。そして
お前が深淵を覗き込むときは、深淵もまた、お前を覗き込んでいる
アンガスに流れ込むアザゼルの意識。これはどこから来ているのだろう。最初は希望の文字からかと思っていたけれど、もしかして、アンガスの胸にもう一つ、文字があるのではないだろうか。レッドの文字が絶望なのだろうな。と、漠然と思っていたけれど、もしかしたら――――
というか、レッドの行動が意味不明になってきた。アンガス一行の文字収集の手助けをしているようにしか思えない。文字の位置を教えているようにしか、思えなくなってきた。けれど、だとしたら、誰の意志なのだろう。文字が集まるとどのようなことが起こるのだろう。
そういえば、今更なのだけれど、アザゼルサイドの刻印が22、もしくは、23。アンガスサイドの文字が46。この差は何なのだろう。どこかに書いてあったかな。分裂したのだろうか。ああ、これは全く関係ないことだけれど、1年以上分裂しっぱなしの作品があるなあ。あちらがどうなったのかも気になるなあ。
来世では、俺はリグレットに告白する
何だこれ。来世でハッピーエンドフラグだろうか。まあ、それは置いておいて、2巻では大方予想がついていた、姫が誰かということが、この巻で、不透明になった…まあ、4巻が出れば分かるか。ところで、姫とセラの絵が似ているのが気になるなあ。
さてと、外れたときに恥ずかしいからこの辺にしておこう。というか、纏まらねえ。当初思っていた感想から、大分外れてしまった気がする…さてと、なにやら、進んだように見えて、その実、あまり進んでないな。それにしても最近なかったなあ。こんなにも早く続きが読みたくなるラノベ。4巻発売はいつだ。