誰かのリビングデッド1
ネタバレがあります。ご注意ください。
誰かのリビングデッド〈1〉不浄 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 海原育人,芳住和之
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 新書
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前作、ドラゴンキラーあります、がとても面白かったので期待していたのに…肩透かしを食らわされた感じ。色々なところから影響を受けたのだろうな。と、思えるような部分が随所に見られる。というか、オリジナリティーが見て取れるのは店長ぐらいではないだろうか。前作の魅力の一つであったキャラ同士の会話も、今回は控えめ。どこを楽しめばいいのかが、いまいち分かりかねるなあ…
主様をお探し申し上げているのです
デルが不浄を探していたのは、リビングデッドを作成できるのはネクロマンサーだからという理由だったはず。けれど
俺がこの手で完全に粉微塵に壊したよ
あれ…魔女ってリビングデッド作成できたのか。とはいえ
魔女にさえ至れなかったネクロマンサーの高みだ
とあるので、おそらく魔女はネクロマンサーではないはず。魔女は特別、ということか。ただ、ネクロマンサー以外でもリビングデッドを作成できるのだとしたら、デルが主を見つけるのは相当困難になるはず。となると、もしかして、店長は嘘をついたのだろうか。何故魔女を弑逆されたのですか。これに対しての答弁は、彼らを納得させるための、方便だったのだろうか。まあ、いいか。
なにやら、フリーが魔女に思えて仕方がない。まあ、プラスは魔女の肖像画を持っているので、それはないだろうけれど。店長が蘇生させたとか…ないか。デルの主候補は、現時点では、プラスの前の主の弟子か。時期的にも丁度だし。まあ、次巻に期待。