トリック・ソルヴァーズ 籠の中の飛べない鳥
ネタバレがあります。ご注意ください。
トリック・ソルヴァーズ―籠の中の飛べない鳥 (トクマ・ノベルズEdge)
- 作者: 夏寿司,きん太
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/04
- メディア: 新書
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ミステリ部分無しの方がいいような気がする。なんて、根も葉もないことを思ってしまうほどに、ページを捲るごとに物足りなさが…序盤はそこそこ面白かったのに…まあ、いいか。前巻であそこまで目立たなかった主人公が、今回なかなか目立っていた。やっと主人公らしくなってきたかな。
トリック・アーティスターズの五つの約束
ネーミングセンスはさて置いて、なにやらハードルを上げたわりには、特に目新しい部分もなく、頭を捻らなければいけない部分もなく、解決後になるほどと思う部分もない。というか、あの人とあの人の混合のような設定とトリック。ラノベ読みならおそらく解ける。しかも
ある重大なミスを犯してしまうことになるんです
登場人物のほとんどが崩れた言葉を使いながら話しているのにもかかわらず、あれが重大なミスとなり、切り込んでいくことになってしまうのがとても納得できない。まあ、ラノベだからいいか。
鳥にとって鳥籠の中と外、どっちが幸せだと思う?
未来にとって、トリック・アーティスターズとは、籠の名前だろうか、空の名前だろうか。たとえ後者であったとしても、寿命や使命に縛られて、落ちてしまわないように、堕ちてしまわないように――――