時載りリンネ4
ネタバレがあります。ご注意ください。
時載りリンネ! 4 とっておきの日々 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 清野静,古夏からす
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 文庫
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うーん…そろそろ、力技でオチをつけるのは止めてほしいかな…話のオチの読みやすさを、文章の読みやすさでなんとかカバーしていたけれど、そろそろ限界…
なんて思っていたら、オチが力技でない唯一の話である二話目が、一番つまらなかったという皮肉。力技でなくともオチが読める…オチが分かっているのに、ただただだらだら続く物語をひたすら追っていっても…基本的に、抑揚なく鷹揚に文章が進むので、危機感も焦燥感も、何一つ感じられないため、本当に退屈。
というか、この作者、リンネの性格を書くのに向いていないと思う。ルウみたいな性格の主人公を書いた方が、しっくりくると思う。まあ、それだと、物語を動かし難いかもしれないけれど…
三話目。これは面白かった。挿絵のルウが、とても可愛い。というか、ベルカンプはともかく、小6がバティを知っているとは…関係ないけれど、コートが狭いフットサルでバティをやられると、とても怖いから、止めてほしい…
ワンパターンになってきている、時留めと言霊。けれど、それでも、リンネや凪のことを嫌いにならないのは、何故だろう。彼らの行動がとても微笑ましく、彼らの言葉にとても心温まるのは、どうしてだろう。だから