丸鍋ねこ改造計画〈仮〉

ネタバレがあります。ご注意ください。

酷評しています。

この作品を好きな方は、この感想を読んではいけません。

この感想を読んで、気分を悪くされてしまっても、ご容赦ください。

丸鍋ねこ改造計画(仮) (MF文庫J)

おかしいな。何でこの本買ったのだったろう。表紙も好みな訳ではないし、謎だ。まあ、読む前からとても不安だったのだけれど、実際に読んでみたら…ある意味予想通り。とはいえ、内容は予想通りとはいかず、破天荒。特に、中盤以降。これが噂の超展開というやつなのだろうか。何でそういう展開に走ったのだろう。まあ、いいけれど。

それでも、色々、ツッコミどころが…兎にも角にも、ネタが古い。ネタというか、おそらく、発想が古い。西尾維新とは、真逆を突っ走っている感じ。そのため、全て二番煎じにしか見えない。古すぎると新鮮な感じがするものだけれど、中途半端に古いので、始末が悪い。既読感のあるコメディほど面白くないものもない。

基本的にキャラが弱い。それを主人公のテンションで誤魔化している感じ。テンションは上げているけれど、場の空気は下がっている。それなのに、周りのキャラが不自然に主人公をヨイショするものだから、始末に負えない。どこぞのオンラインな本よりかはマシなレベル。

とりあえず、あとがきから読めばよかった。あとがきに作者の人となりがわかるので（ネタでなければの話だけれど（まあネタだとしてもあのようなネタを書くような性格なのだろうけれど））、あとがきを読んで面白いと思う人は、この作品を楽しめると思う。私は――――言うまでもないか…