ほうかご百物語

若干酷評しています。ご了承ください

ほうかご百物語 (電撃文庫)

ほうかご百物語 (電撃文庫)

人の気配なんてカケラも感じられない美術室の窓際で

どうしようかな。と、思ってしまった。初っ端から読む気が薄れる表現方法だ。ラノベっぽいといえばそれまでなのだけれど、うーん。おそらく、作者と私の相性が良くないのであろう。そのほかの比喩とかも、私の感性からは外れていた。琴線に、触れてこなかった。「わ」の使い方も、読みにくいので、苦手だ。加えて、時系列やら、状況やら、場所やらがころころと、しかも唐突に変わるのだけれど、それがまた、読みにくい。Fate/Zeroではそんなことを感じさせないくらいに、すらすら読めたのだけれど、この作品は…いちいち御崎に状況説明をさせているのも、どうなのだろう。一冊読み終えるのに大分時間がかかったな…まあ、それは仕方ないか。ラノベ暦一年弱の私にとって初めての電撃小説大賞大賞受賞作だったのだけれど、こんなものなのだろうか、と、思ってしまった。なにやら、萌えありきのような感じ。ちなみに、去年の大賞作品は積んである…MAMAの後にでも読もうかな、と思っていたのだけれど、どうしよう…

おそらく、ホロのことを言われること覚悟で書いた作品であろうから、それは別にいい。けれど、「化物語」かよ。と、ツッコミを入れてしまった人は、私以外にもいるはずだ。まあ、比較をすること自体には何の意味もないので、やめておくけれど。

そういえば、副会長の名前がかなり気になる。好きなのだろうか。確かにイタチさんの性格が、多少Roomチックであると思ってはいたのだけれど、どうなのだろう。