バカとテストと召喚獣3.5

多少のネタバレがあります。

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3.5 (ファミ通文庫)

ジェームズ・トーマス

どうもこの手の作品は、感想が書きにくい。というのも、ただ面白かったとしか、ただニヤニヤしたとしか、書きようがないからだ。まあ、ただ単に、私自身に語彙が不足しているといえばそれまでなのだけれど。

……恋人同士は皆こうしてる

腕を組むときに肘関節を極めるのが、どうやら流行っているようだ。コエー。まあ、それはともかく、ウエディングクイズ。「生徒会の一存」のラジオ並みに突き抜けている。途中までは大変笑わせてもらった。それはもう、盛大に。けれど、オチがいまいちだった。というか、このバカップルは少々蛇足だったのではないだろうか。と、思ったけれど、なんてことはない。最後のイベント用のキャラだったのか。このバカップルは、面白さという点において、ストップ機能がついていると思った。必要悪なキャラだったのだろうけれど、何かしらけてしまった。まあ、わざとこのようなキャラにしたのだろう。けれど、それも全部、盛り上げるための、演出だったのか。…あれ、翔子のウエディング姿の挿絵がない…ここまでベタな話だったのだから、挿絵もベタにきてほしかった。まあ、仕方ないか。それとも、まさか、想像しろということなのだろうか。なんてSな…もし、そうなのだとするのならば、なかなかに上級者向けではないか。私には、無理だ。ムッツリーニに、写真を回してもらおう。そういえば、似非外国人。また、出てきそうなキャラだったな。バカップルも、また出てきそうだなぁ…

ふぇ?でも、葉月はその水着、女の子用だと思うです

秀吉よ。可愛いよりも、まず、お姉ちゃんという言葉に反応しろ。と、ツッコミを入れさせることを前提とした会話。ああ、こちらは話も挿絵も、ベタだ。

……エロなどに興味はない

だからだろうか。いや、そんなはずはない。けれど、あのムッツリーニが、カメラを構えないではないか。どうしたムッツリーニ。秀吉のウエイトレス姿をカメラにおさめるのだ。そして現像して私に回すのだ。まあ、最初のときは店長が暴れまわっていたため、仕方ないとしよう。いや、店長そっちのけでシャッターを切りまくる描写も、読んでみたかったかも。まあ、それはともかく、二回目のウエイトレス姿のときは、何故姿を現さなかったのだろう。仕事そっちのけでシャッターを切りまくると思っていたけれど。嗅覚が鈍ったのだろうか。それとも、描写されていないだけで、実は暗躍していたのだろうか。それでも、終盤のカオスっぷりは圧巻。まるで収斂する気配がないではないか。というか、挿絵の秀吉。見間違いだろうか。それとも、ここのウエイトレスの服というのは、そのような仕様なのだろうか。美波より、あるのだけれど…何がとは言わ…いや、言えないけれど…