ゼロの使い魔1

お気をつけください。多少のネタバレがあります

ゼロの使い魔 (MF文庫J)

ゼロの使い魔 (MF文庫J)

ちょ、ちょっと、あの、俺、そんな、心の準備とか……

ここははっきりと言おう。羨ましい。本書の主人公である平賀才人。順応性の高い性格らしい。なんて便利な性格だ。何でもそれで片付けてしまえるではないか。まあ、異世界に来てからの心理状態をいちいち描写するのもテンポが悪くなりそうだけれど。それでも、性格の一言で片付けてしまうのは、あまりに惜しい。何か、物足りない。

忘れないで!あんたはわたしの使い魔なんだからね!

彼女がこの作品の全てであろう。特に私としては、怒ると吃るところがツボだ。いやまあ、見た目がかなりツボなのだけれど。ほとんど、デレを見せないところもツボ。なかなか引き込んでくれるではないか。こいつめ。

ファンタジーロマンです

らしいのだけれど、何だろう。書きたいと思えることがあまり、無い。何だろう。ギーシュ戦やフーケ戦で熱くなれない私は、ファンタジーというもの自体に、あまり馴染めないのかもしれない。何だろう。異世界や魔法という言葉に興味を惹かれない私には、ロマンが無いのかもしれない。けれど、それでも、ただ言えることは、ルイズ萌え。ガンダールヴやルイズの魔法やなんかより、彼女らの今後の関係・展開の方が、余程気になる。ラブコメの方が、心躍る。「歌ってごらんなさい?」とか、「三日もすれば、水も元に戻るでしょう」とか、「そんなところ猫みたいに舐めるなよ…」とかとかの方が、確実に好みである。

諸君!決闘だ!

まああとは、引き立て役で終わってしまったギーシュの今後の活躍を祈ろう。なにやら、ずいぶんと内容の薄い感想になってしまった…まあ、私の感性など、こんなものだ。ところで、シエスタのそばかすがあまり好きになれない私は、まだまだ初心者なのだろう。