〈本の姫〉は謳う2
ネタバレがあります。ご注意ください。
- 作者: 多崎礼,山本ヤマト
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 26回
- この商品を含むブログ (48件) を見る
期待しすぎたかな。という内容。一巻同様、序盤が退屈すぎる。煌夜祭でもそうだったのだけれど、盛り上がる話と、盛り上がらない話のギャップがありすぎる。煌夜祭では、それら全てに意味があることが、後からわかるため、かなりの満足感があったけれど、本作はどうだろうか。まあ、四巻が出ればわかるか。
アンガスサイドは物凄い勢い文字を集めていくな。まあ、数が多いからこんなものか。アザゼルサイドは天使が…もはや誰が誰だかわからん…まあ、重要な天使だけ判別つけばいいか。それとクロウのキャラが…何か色々疑ってしまう…
どきやがりなさい、このクソ天使
やはり、ここに触れるべきだろうか。おそらく、ほとんどの読者が一番驚くところだろう。まさかの展開。けれど、何かものすごい違和感がある…まあ、そのうち慣れるだろうけれど。
これは――贖罪なのだからな
また、謎が増えた。そういえば、何故文字を集めているのかも、明かされていなかったはず。一巻で出てきただろうか。覚えてないや…まあ、いいか。というか、アザゼルサイドのあの人が、姫が本に閉じ込められる前の姿ってことでいいのだろうか。もしそうなのだとするならば、三巻はアザゼルサイドにて、この贖罪の意味がわかるのだろうか。そして、一巻にも出てきたこの言葉。希望と絶望は表裏一体。この意味も、わかるのだろうか。
相変わらずの文章力だったけれど、さあここから盛り上がるぞ、というところで誤字が…誤字ではなく何か意味があるのだろうか。と考えてしまって、先に進めなかった。いや、まあ、些細でしかないけれど。